メロンのアレルギー症状!喉のイガイガ・吐き気・蕁麻疹が出る!?

紀元前2000年頃から栽培されていたと言われる北アフリカや中近東原産の食材「メロン」は夕張メロンやクインシーメロンなどの赤肉種やアンデスメロンやプリンスメロンなどといった青肉種、ハネデューメロンなどの白肉種の3種類存在する果菜です。4月から9月頃を中心に市場に出回り、暑さに厳しくなる夏頃には最盛期を迎えます。

瑞々しくて甘い果肉は老若男女問わず人気があり、品種によっては高級品として取り引きされています。そんなメロンに喉がイガイガする・口内がヒリヒリするなどのアレルギー症状が現れている方が続出しているようなのです。

しかもメロンに限らず、リンゴやキウイフルーツ、梨など1部の果物にも同様の症状が現れると言われています。いったいなぜメロンなどの果物を食べるとこのような症状が引き起こるのでしょうか。




喉がイガイガする・口内がヒリヒリするとった症状は「口腔アレルギー」が原因かも!

メロンアレルギー

食べ始めは特に異常は感じられないが食べ終わった後、急に喉がイガイガしたり、口の中がヒリヒリやピリピリした経験はありますか?もし、そういった症状が現れた方は、もしかしたら「口腔アレルギー」を発症した可能性があります。

口腔アレルギーとは、特定の果物を摂取した際、唇や口内が腫れたり、痒みやイガイガ・ピリピリといった不快感などの症状が現れる病の1種です。主にマタタビ科のキウイフルーツやウリ科のメロン・スイカ、バショウ科のバナナ、バラ科のリンゴや梨などの果物を摂取した際に引き起こります。

口腔アレルギーの特徴は、特定の果物を食べた15分以内に症状が出始めます。小さなお子様ですと苦い・辛い・不味いなどの訴えが起こった場合は口腔アレルギーの可能性があります。

特定の果物を食べた際に引き起こるアレルギーはタンパク質が消化液によって分解されるために引き起こることが多いため、アレルギー症状は口腔内のみの症状に留まり、蕁麻疹など全身に現れる症状が伴わない場合が多いです。

しかし、稀に皮膚や粘膜に蕁麻疹が現れたり、目や鼻といった粘膜の痒み、強烈な腹痛や嘔吐、下痢などの症状が引き起こる可能性もあります。さらに酷い場合は、気管支喘息の誘発やアナフィラキシーショックを引き起こしかねないため、症状がひどい場合は救急車で大きな病院に搬送してもらいましょう。

口腔アレルギーと花粉症の因果関係とは?

ウリ科であるメロンやスイカ、マタタビ科のキウイフルーツなどの果物は花粉症と深く関わっていることが近年分かってきました。「じゃあ、私も口腔アレルギーにあるかも!」と思われる方もいらっしゃると思います。ご安心下さい。

全ての花粉症患者の方々が口腔アレルギーになるというわけではありません。では、どういった花粉症を患っていると口腔アレルギーを引き起こす危険性があるのでしょうか。

北海道を中心に発症者の多いシラカバ花粉症はマタタビ科やバラ科の果物を摂取すると口腔アレルギーを発症する可能性があります。マタタビ科の果物はキウイフルーツです。バラ科の果物は桃、リンゴ、梨、イチゴにサクランボなどが挙げられます。

キク科の1年草であるブタクサの花粉症を患っている方はウリ科やバショウ科の果物には気を付けましょう。ウリ科の果物はメロンやスイカ、バショウ科の果物はバナナが代表的です。カモガヤ科の植物の花粉症を患っている方はミカン科のオレンジや檸檬などの柑橘系に気を付けましょう。

また、花粉症だけではなく、ラテックスアレルギーの方も口腔アレルギーを引き起こす可能性があるため気を付けなければなりません。ラテックスアレルギーの方が気を付けなければならない食材はメロンやマンゴー、アボカド、栗、バナナなどです。これらの果物アレルギーはラテックスアレルギーと交差抗原性が認められており、ラテックス・フルーツ症候群と呼ばれています。

口腔アレルギーは治療することが出来るのか

口腔アレルギーは口内や喉の奥などの粘膜に引き起こるアレルギー症状です。そのため、唇が腫れたり、舌がピリピリしたり、喉の奥がイガイガしたりといった不快感が現れます。口腔アレルギーは果物や野菜によって引き起こるためアトピー性皮膚炎と似ていると言われています。では、口腔アレルギーを改善もしくは治療することは可能なのでしょうか?

まず、ご自身がどの花粉症を持っており、どの食材でアレルギーを引き起こしたのかを知る必要があります。病院でブリックテストを行ったり、血液内のIgE抗体を測定などを行いアレルギー反応を確認しましょう。

口腔アレルギーの治療に関してですが、有効な治療方法が確立しておらず、アレルギー症状を引き起こす食材を食べないことが基本となります。症状が軽度だからといって食べ続けるとたいへん危険ですので控えましょう。

蕁麻疹が現れるようならば抗ヒスタミン剤で症状を緩和し、アナフィラキシーを引き起こしている場合はステロイド剤を用いることになっています。

現在花粉症を患っている方々は2000万人以上と言われており、口腔アレルギーを発症する方々も増えています。

しかし、口腔アレルギーになってしまったからといって悲観することはありません。口腔アレルギーの要因となるタンパク質は熱を加えることで症状を引き起こさずに召し上がることが可能となっています。ですが、中には加熱しても症状が現れる場合があるので、そういった方は摂取するのを控えるようにしましょう。




サブコンテンツ

このページの先頭へ