お中元やお歳暮の意味や由来、歴史について

幼い頃、夏や冬に大きくて綺麗な箱に入ったジュースやお菓子が自宅に届くのが楽しみだったという経験はありませんか。

 

夏や冬に届くジュースやお菓子などはお中元やお歳暮と言い、日頃の感謝を込めて先方に贈り物をします。

 

では、お中元やお歳暮はいつ頃から始まり、どのような意味があるのでしょうか。

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お中元とお歳暮の違いとは?

お中元とお歳暮の違い2

 

まず、お中元とお歳暮の歴史をご説明する前に双方の違いからご説明させて頂きます。

 

社会人の方は既にお分かりかと思いますが、お中元は7月上旬から月の中頃までに先方へ贈る贈り物です。反対にお歳暮は12月の中頃から月の終わりにかけて先方へ贈る贈り物です。世間ではこの2つをまとめて盆歳暮と呼びます。

 

そのため、多くの方がお中元とお歳暮はセットだと考えがちですが、実はどちらか一方を贈るだけでも失礼にならないそうです。

 

お中元とお歳暮の違いは贈る時期・意味合い・品物だと言います。まず、贈る時期ですが、これは先ほどご説明した通りなので省略させて頂きます。

 

次の意味合いというのは、お中元を贈る時期は1年の丁度折り返し地点ということで年始から旧暦の7月15日までの中元の間お世話になりましたという気持ちを込めて贈ります。また、盛夏で健康を害さないようにという意味も込められていると言います。

 

お歳暮はお中元から年の瀬にかけて先方へ贈る感謝の気持ちが込められたギフトとなります。また、お歳暮には来年もよろしくお願いしますという意味も込められています。

 

3つめの贈る品物ですが、お中元は夏に贈る贈り物なので、冷たいスイーツやお酒、ジュースなどを贈ることになっています。お歳暮は年の瀬に身内や家族が集まることを見越してお肉やハム、ビールなどを贈ることになっています。

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お中元の歴史や由来

お中元の歴史や由来3

 

お中元は古くから日本で行われてきた風習の1つです。元々お中元は上元・中元・下元の3つからなる三元のうちの1つです。

 

上元とは旧暦の1月15日、下元は旧暦の10月15日、中元はその間の7月15日に行われる行事です。中国の中元は自身の罪を償うための儀式であり、贖罪の日としてお焚き上げをし、神様に祈りを捧げる儀式でした。

 

しかし、日本では旧暦の7月15日は先祖の霊や新仏、無縁仏に供物を捧げ、冥福を祈る盂蘭盆会の儀式と重なり、この盂蘭盆会と中元が混ざり合ったことで誕生したのがお中元の始まりだと言われています。

 

ご先祖様を尊敬する行事がいつの間にかお世話になった方々へ日頃の感謝や尊敬の意味を込めて贈り物をするというスタイルへと変化したのです。

 

お歳暮の歴史と由来

お歳暮もお中元同様、三元が起源とされています。日本にはご先祖様を供養するお盆が存在し、三元と融合して誕生したのがお中元やお歳暮です。

 

お歳暮は年の瀬に各々の家庭で行われていたご先祖様を祀る際に使用した供物を近隣の人々や縁のある方に分け合ったのが始まりです。

 

お歳暮は感謝の意味を込めて贈る物なので、贈る相手を裕福にするという願いが込められているわけではありません。たとえどんな品物を贈ったとしても託されるのは贈る側の魂ですので、心がこもっています。

 

お歳暮は既に江戸時代には行われていました。武士が組合を設立し、その際組合のトップに贈り物をするという習慣が誕生しました。

 

この当時のお歳暮は日頃の感謝の気持ちを込めて贈るのが一般的であり、商人の間では1年間の感謝の気持ちを込めてお得意様やお客さんに贈り物をしていたと言います。その名残が現在でも色濃く残っています。

 

江戸時代では相手に感謝の気持ちを込めて行われていたお歳暮が明治時代になり、役人や官人といった官吏が権力を握るようになると権力を持つ役人や官人へ高級な品物を贈るようになり、自身の生活を平穏に過ごせるようにという意味を込めて贈るようになってしまったのです。

 

お中元もお歳暮も感謝の気持ちを込めて贈る品物だったのが、時代を重ねると共に利益や義務感が生まれてしまい、煩わしいものへと変化しつつあります。

 

「初心忘れべからず」という言葉がありますが、お中元やお歳暮を贈る相手をむやみやたらに選ぶのではなく、あなた自身が尊敬し、感謝している大切な方へ感謝の気持ちを込めて贈るようにしましょう。

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